2020.11.10(火) 開催
[DII Seminar]「インパクト投資:日本はこの好機を活かすことができるのか?」
金融?投資分野は、大規模な変革の真っ只中にあると言えます。株主主導の慣行の見直しや「責任投資原則(PRI)」に基づき、環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)(ESG)を配慮する持続可能な投資への取り組みがなされるようになってきています。この流れでインパクト投資への関心は高まりつつあります。
インパクト投資は、「経済的利益とともに、測定可能な社会的または環境的有益なインパクトを生み出す」新しいタイプの投資です(GIIN、2020)。2019年にはその市場規模はUS$7150億ドルにまで達成しており、日本の投資家にとっての投資機会が広がりつつあります。これからインパクト投資はどのような展開を遂げるのでしょうか?日本は、経済的利益を達成しながら、社会的課題を推進する機会をどのように活用することができるのでしょうか。
破壊的インクルーシブイノベーション(DII)セミナーでは、インパクト投資の主要なプレーヤーを登壇者としてご招待し、世界的なトレンドと日本におけるその可能性について話し合います。それぞれが日本でインパクト投資を発展させるための現状と取り組みを明らかにし、2030年までにSDGsの達成に向けて社会を前進させるための道筋を示します。
GRIPS及びSCIREXセンターは、学界、政策立案者、民間、市民社会などのさまざまな利害関係者間で社会的課題について議論するための「場」を提供したいと考えています。 外部のパートナーと議論することで、公共政策への理解を深めるための新鮮な視点をもたらすと私たちは考えています。この機に、Read the Airと共催する当セミナーにご参加いただけたら幸いです。
日 時: 2020年11月10日 ( 火 ) 19:00-20:30
※ 20:30-21:00 フリーディスカッション
場 所: Online
主 催: 政策研究大学院大学 SciREX センター/Read the Air
言 語: 日本語/英語 ( 同時通訳あり )
参加申し込み:
参加ご希望の方は、11月10日正午までに登録フォームからお申込ください。
登録フォーム:https://krs.bz/scirex/m?f=301
登録フォームにアクセス出来ない場合は、下記内容を明記の上、
scirex-center@grips.ac.jp宛てにメールにてお申し込みください。
1. お名前、2.ふりがな、3.ご所属 ( 英語表記 ) 、4.ご所属 ( 日本語表記 ) 、
5.お役職 ( 英語表記 ) 、6.お役職 ( 日本語表記 ) 7.ご連絡先 ( E-mail )
8.フリーディスカッション参加の可否
( 1、3、4、7は必須です ) 。
ロナルド?コーエン卿 ビデオによるメッセージ
グローバル?ソーシャル?インパクト投資運営グループ会長、ポートランド?トラスト会長
ロナルド?コーエン卿は、グローバル?ソーシャル?インパクト投資運営グループ会長、ポートランド?トラスト会長を兼任するとともに、両グループのグローバル?ステアリング?グループ(GSG)の会長を務める。
また、ソーシャルファイナンス UK、米国、イスラエルの共同創設者ディレクターであり、ブリッジズ?ファンドマネージメントとビッグソサエティ?キャピタルの共同創設者会長も兼任。
約20年にわたり、ロナルド卿のインパクト投資の先駆的な取り組みは、社会的?環境的利益に貢献するために民間資本を動かすことに焦点を当て、数々の世界的な取り組みを促進しており、これらの取り組みは、世界のインパクト投資の潮流をリードしている。
【登壇者】
クリフ?プライヤー
インパクト?インベストメントのグローバル?ステアリング?グループ(GSG)最高経営責任者
市民社会組織のリーダーとして、変革と戦略的発展に成功した実績を持つプライヤー氏は社会問題や環境問題に対して、人々が独自の解決策を開発できるように支援する組織に焦点を当てる。現在はビッグ?ソサエティ?キャピタルに所属し、インパクト投資のグローバル?ステアリング?グループのリーダーシップを取る。
池田 賢志
チーフ?サステイナブル?ファイナンス?オフィサー、
金融庁
2019年3月、金融庁に「チーフ?サステナブルファイナンス?オフィサー」のポストが新設されたことに伴い同職に就任。同職においては、気候変動関連の財務情報開示に係るTCFD提言の日本における実施を担当すると同時に、金融庁内のSDGs取組戦略プロジェクトチームの事務局を務めるなど、サステナブルファイナンスに関する職務を幅広く所掌。
白石 智哉
ソーシャル?インベストメント?パートナーズ(SIP)理事
およびグローバル?ステアリング?グループ(GSG)
日本国内諮問委員会メンバー
白石氏は1980年代にキャリアをスタートさせたプライベート?エクイティのベテラン。ベンチャーキャピタルからプライベートエクイティまで、幅広い投資経験を持つ。日本、米国、アジア各国での実績があり、JAFCOでバイアウト投資のCIOを務めた後、2009年までペルミラ日本支社長を務める。東日本大震災後は地域ビジネスの支援に専念し、2012年には日本初の本格的なベンチャー?フィランソロピー組織であるソーシャル?インベストメント?パートナーズ(SIP)を設立し、ソーシャルビジネスの資金面?経営面での支援を行っている。2014年には、スモールキャップコントロールのバイアウトを中心としたプライベート?エクイティ?ファームであるPhronesis PartnersのCEOに就任した。グローバル?ステアリング?グループ(GSG)における日本国内諮問委員会のメンバーを務める。
鵜尾 雅隆
GSG 社会インパクト投資タスクフォース日本諮問委員会副委員長、日本ファンドレイジング協会理事長
鵜尾雅隆氏は、日本ファンドレイジング協会の創設者?理事長、インパクト投資グローバル?ステアリング?グループ(GSG)日本ナショナル?アドバイザリー?ボードの評議員?副理事長を務めるほか、休眠預金を活用して困難な社会の諸課題の解決を目指す、民間公益活動日本民間公益活動連携機構(JANPIA)の評議員を兼任。
また、外務省経済協力局のほか、独立行政法人国際協力機構(JICA)に勤務経験を持つ。
[ファシリーテーター]
飯塚 倫子氏
政策研究大学院大学教授
発展途上国や新興国における持続可能な発展促進、自然資源、農業分野における開発及びイノベーション政策を主な研究分野とする。国連大学マーストリヒト技術革新?経済社会研究所にて研究員(UNU-MERIT:2008-2018)、国連ラテンアメリカ?カリブ経済環境委員会にて環境担当官(UNECLAC:1997-2000)、財団法人国際開発センターにて研究員(IDCJ:1993-1996年、2000-2002年)、2018年より現職。
トリスタ ブリッジス
共同創立者、Read the Air
ドナルド ユーバンク
共同創立者、Read the Air
トリスタ?ブリッジス氏とドナルド?ユーバンク氏は、東京を拠点とする国際的なアドバイザリー会社「リード?ザ?エア(空気を読む)」の共同設立者であり、企業が持続可能性を経営の核に据えることを支援。共著として『Leading Sustainably-The path to sustainable business and how the SDGs changed everything(持続可能性を導く- 持続可能なビジネスの進路とSDGsが改革したもの)』がRoutledgeから上梓されている。ブリッジス氏は戦略とマーケティングの専門家で、消費財、金融サービス、テクノロジー、ヘルスケアなど、さまざまな地域やセクターで豊富な経験があり、ユーバンク氏は過去25年間、アジアのIT、金融、メディア業界で活躍してきた経験豊富な経営者である。
2020年に、Mahadevan "Mack" Ramachandran氏とRoland Thompson氏とのパートナーシップにより、日本の新興インパクト市場に知識、評価、マッチメイキングのソリューションを提供するインパクト投資サービス「Impact Exchange」を開発中。
【DII Seminar】
過去のDIIセミナーの詳細は以下のリンクをご覧ください。
https://gist.grips.ac.jp/research/iizukla/dii.html
<本企画担当>
政策研究大学院大学 科学技術イノベーション政策研究センター(SciREX Center)
飯塚倫子(GRIPS教授)
林信濃(GRIPS SciREXセンター専門職)
TEL: +81-(0)3-6439-6318 / FAX: +81-(0)3-6439-6260
E-Mail: scirex-center@grips.ac.jp
開催日時 | 2020.11.10 19:00-21:00 |
---|---|
講演者 | ロナルド?コーエン卿、クリフ?プライヤー、池田 賢志、白石 智哉、鵜尾 雅隆 |
演 題 | インパクト投資:日本はこの好機を活かすことができるのか? |
会 場 | Online |
参加費 | 無料 |
言 語 | 日本語/英語 ( 同時通訳あり ) |