社会的課題の解決と利益獲得の二つを目的とする投資として関心が高まる「インパクト投資」。日本においても、SDGs への関心高まりを受け、2018年度の投資市場規模は3,440億円と推計され、前年度比で5倍近くも伸びているといわれています。しかしながら、日本は世界のインパクト投資のわずかな割合を占めるにとどまっています。さらにその内訳をみてみると、新興国に展開する現地企業に出資者として投資する形態が主であり、日本のスタートアップを含む非上場企業に対する長期的投資は極めて少ない状況です。日本の社会的インパクトファンドが海外に展開し、日本企業をサポートするためには、現地のリスク情報、ネットワーク、インパクト評価に関する知見を培っていく必要があると考えられています。そこで今回は「破壊的?インクルーシブ?イノベーション」を導く仕組みの一つであるインパクト投資に着目し、経験豊かな海外インパクトファンドの方々からインパクトファンドの世界的なトレンドと成功事例を紹介いただきます。また、日本におけるインパクトファンドの取り組み、政府?公的機関の役割、また同投資がイノベーション創出の下支えとなる可能性があるのか、といった点について皆様と議論いたします。

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日　時: 2019年11月6日 ( 水 ) 18:20 - 19:50 ( 18:00時開場 )
場　所: 政策研究大学院大学 3F 3C 会議室
　　　　 必博娱乐 ( http://www.grips.ac.jp/jp/about/access/ )
主　催: 政策研究大学院大学 ／ SciREX センター
言　語: 日本語／英語 ( 同時通訳あり )
参加申し込み:（※ウェブページが無効になったため、リンクを削除しました）

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【登壇者】

佐藤 哲

INCJディレクター

東京大学法学部卒業。大和証券SMBC株式会社に入社後UBS証券株式会社に入社。両投資銀行で国内外のM&Aアドバイザリー業務に従事。2012年から株式会社産業革新機構（現 株式会社INCJ）にて、業界再編、海外買収案件、ベンチャー投資案件を担当。現在、同社ベンチャー?グロース投資グループディレクター。過去数年に渡り、国内外のインパクトファンドとコミュニケーションを継続しながら、国内における新しいインパクト投資の枠組みを模索中。

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ヴィニート?ライ

アービシュカー?グループ創設者/マネージングディレクター

アービシュカー?グループは、10億ドルを超える資金運用を行い、アジアおよびアフリカの多くの人々に影響を与えるインパクト投資のプラットフォーム。ヴィニートの理念は、インパクト投資のエコシステムを構築し、「新興国の30億人のための機会の架橋となる」とするアービシュカー?グループのビジョンを実現すること。インパクト投資が世界の資金調達の仕組みを変える可能性があり、SDGs達成のための重要な役割を果たすために活動。上記理念の下、アービシュカー?グループは、2025年までにアジア、アフリカ全土を対象に70億ドルの資金運用を目指す。

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ボウ?シール

パタマール?キャピタル共同創設者/パートナー

パタマール?キャピタルは、アーリーステージのベンチャーキャピタルであり、南アジア、東南アジアの「マス?マーケット」にサービス提供する金融サービスやテクノロジーによって可能になるプラットフォームに対して投資を行う。パタマールは、これまでにインド、インドネシア、フィリピン、スリランカ、ベトナムへの投資の実績があり、バングラディッシュ、ミャンマー、パキスタン、タイ等への可能性も検討している。ボウ氏は、パタマールが投資するKalibrrやmClinicaの役員を務める。各事業、投資戦略において、ジェンダー平等、エンパワメント、ジェンダーリスクに配慮したジェンダー投資に尽力。

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＜本企画担当＞
政策研究大学院大学 科学技術イノベーション政策研究センター（SciREX Center）
飯塚倫子（GRIPS教授）
鈴木和泉（GRIPS SciREXセンター専門職）
TEL: +81-(0)3-6439-6318 / FAX: +81-(0)3-6439-6260
E-Mail: scirex-center@grips.ac.jp

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