研修事業
2024.12. 5
オーストラリア国立大学?国家安全保障カレッジ研修を実施
政策研究大学院大学(GRIPS)は、オーストラリア国立大学(Australian National University)の国家安全保障カレッジ(National Security College: NSC)の要請を受け、2024年11月20日から22日までの3日間、「Leading in Complexity: National Security Senior Executive Development Program」を実施しました。研修には、Rory Medcalf NSC学長を団長とする、オーストラリア政府の中央省庁幹部職員25人とNSC教職員が参加しました。本学は2017年からNSCと連携協定を締結しており、訪日研修は5度目の実施となりました。
研修は、道下徳茂 本学理事?副学長の講義から始まり、続いて(以下講義順)、岩間陽子(本学教授)、久谷一朗(日本エネルギー経済研究所 研究理事)、江藤名保子(学習院大学 教授)、角南篤(笹川平和財団 理事長)、工藤陽代(警察庁警備局警備企画課 警視監)、玉井克哉(東京大学 先端科学技術研究センター 教授)の各氏より、複雑な安全保障環境に置かれる中での日本政府の戦略や同志国との協力関係、国内政治環境などについて講義を頂きました。
<道下副学長によるオリエンテーション>
また、研修2日目午前には、衆議院議員第一会館にて、長島昭久 内閣総理大臣補佐官?衆議院議員及び大野敬太郎 衆議院議員?自民党党総務会副会長と国家安全保障に関する意見交換を行い、午後には防衛省?自衛隊にて吉田圭秀 統合幕僚長と日本の防衛政策に関する意見交換を行いました。
<衆議院議員第一会館での意見交換>
<長島昭久 内閣総理大臣補佐官>
<大野敬太郎 衆議院議員>
<防衛省?自衛隊 吉田統合幕僚長とのグループ写真>
プログラム全体を通して、研修団から実践的な質問が多く寄せられ、活発な議論が行われました。本学での研修を通して、今後もオーストラリアと日本の友好関係がさらに深まることを期待します。
<本学 閉講式の様子>