研修事業
2024.11.18
台湾若手人材育成プログラムフォローアップ研修を実施しました
政策研究大学院大学(GRIPS)では、2024年11月16日から18日の3日間、台湾若手人材育成プログラムのフォローアップ研修を実施しました。本研修は、2018年度から2020年度にかけて実施した「台湾若手人材育成プログラム」の修了生を対象としており、今回は台湾で開催しました。
初日の11月16日は、北海道大学公共政策大学院(HOPS)の「日台リーダーシッププログラム」と合同で、GRIPS及びHOPSの修了生(フェロー)を対象とした必博娱乐を開催しました。当日は、関係者の挨拶に続いて元財団法人国防安全研究院執行長の林成蔚氏が「台日関係―ナラティブとリアリティ」、GRIPSの室田哲男教授が「日本における巨大地震防災対策」について基調講演をしました。さらに、両プログラム修了生の代表6名が、過去の研修で得た知識と経験が現在どのように役立っているかを報告しました。修了生たちは恩師や同期の仲間と旧交を温める一方、初対面の相手と新たに繋がり、交流の輪を広げました。
11月17日は高雄市を訪問しました。見学先の一つ、国立高雄大学では、SDGsを取り入れた教育と自然豊かなキャンパスについて説明を受け、同大学のユニークな取り組みを学びました。最終日の11月18日は、台北市から約30km北にある基隆市の国立台湾海洋大学を訪問し、海洋生物培育館の藻類資源実験室と、河川海洋工学科の回流水槽を見学しました。海に関するさまざまな研究が、環境、産業、防災など私たちの暮らしに広く深く結びついていることを再認識しました。
一行は最後に台北の松山空港で次回の再会を誓い、3日間の日程を終えました。プログラムの修了生が一堂に会し親睦を深めたのはもちろんのこと、特に2020年度にオンライン実施を余儀なくされた修了生にとって、対面開催の良さを改めて実感する機会にもなったようです。