政策研究大学院大学では、2024年9月2日から6日の5日間、ベトナムのハイフォン市からの要請を受けて、同市の幹部職員17名を対象に研修を実施しました。

初めての試みとなる本研修は、地方行政に焦点を当てた内容で、本学教員及び外部講師による講義と総務省への視察で構成されました。研修参加者は、日本の地方自治の制度、行政改革や地域の経済協力、公務員のリーダーシップなどについて知見を得ると共に、総務省訪問では地方自治体のデジタル化推進の取り組みについて学びました。

最終日の振り返りでは、参加者が1人ずつ講義の感想や帰国後の抱負を述べ、財政や予算をもっと勉強したい、市町村合併に関する説明からヒントが得られた、理論と実務の両面を知ることができた、日越の状況を比較して類似点や異なる点を学ぶことができた、等の意見が出されました。また、初めて来日した研修生も多く、1週間東京で過ごして交通の利便性や街が清潔であることなどが印象に残ったようでした。

最後に、本研修プログラムディレクターの高田寛文教授（副学長?グローバルリーダー育成センター所長）から修了証書が授与され、５日間の研修を終えました。