研修事業
2023.12.15
ラオス党幹部研修を実施しました
GRIPSでは、JICAからの受託事業として、2023年12月11日から15日までの5日間、ラオス人民民主共和国の副大臣?局長級幹部を対象とした研修を実施しました。本研修は、ラオス人民革命党中央組織委員会からの依頼により2023年に再開したもので、3月に続き今年2回目の実施となりました。今回の研修には、ラン?センアポーン公共事業運輸省副大臣を団長とする16名が参加しました。
研修初日の歓迎会には、GRIPS修了生でもある駐日ラオス大使フォンサムット?アンラワン閣下にご臨席賜り、日本とラオスの友好関係を再認識する機会となりました。
研修では、GRIPSの教員が講義を行い、参加者は日本の政治と行政、地方自治、行政改革、公務員人事制度、経済政策、インフラ政策について幅広く学びました。それぞれの講義では、日本の近代化から現代に至るまでの間に社会が直面した課題とそれらに対する対応、現在の日本が抱える問題、未来社会への展望などについて説明があり、ラオスの将来を考えるうえでのヒントが数多く示されました。参加者からは終始積極的に質問が発せられ、活発に意見交換が行われました。
さらに、研修団は、埼玉県春日部市にある防災施設「首都圏外郭放水路」と、JR東日本が進めている品川開発プロジェクト現場の2カ所を訪問し、日本のインフラ整備への理解を深めました。
最終日には参加者各自が本研修で得た知見や今後の抱負を述べ、研修を終了しました。