本学では2023年9月4日～6日の3日間、フィリピン政府の事務次官および事務次官補級行政幹部を対象とした訪日研修を実施しました。

本研修はフィリピン開発アカデミー（DAP）からの依頼を受け、フロネティック?リーダーシップの理論や実践例、ベストプラクティスを学び、フィリピンの事例と比較して、今後の業務に役立てることを目的として実施しています。2018年度より実施しており、 コロナ禍においては2回オンラインで実施しましたが、今回は4年ぶりの対面研修実施となりました。

今年は農業?食料分野における行政の対応や都市開発に焦点を当て、杉中淳氏（農林水産省総括審議官）による食料安全保障の講義の他、農業?食品産業技術総合研究機構、さいたま市を訪問しました。また、フロネティックリーダーシップモデルとして、株式会社JR東日本テクノハートTESSEIを訪問し、企業理念や組織改革等について学びました。各リーダーとの意見交換セッションでは研修生から実践的な質問が多く寄せられ、活発な質疑応答が行われました。

最終日には、研修責任者の横道清孝名誉教授（本学客員教授）のファシリテーションのもと、研修で学んだことの振り返りを行いました。