研修事業
2023.3.10
バングラデシュの住宅建築研究所とオンライン講座を開催しました"Significance of Seismic Design Code in Rapidly Urbanizing Countries"
政策研究大学院大学は3月10日、バングラデシュの住宅建築研究所(HBRI)との共催により、外務省受託事業の一環としてオンライン講座を実施しました。本講座の開催には、国立研究開発法人建築研究所(BRI)もご協力いただきました。
はじめに、本学の菅原賢教授が、"Disasters in the World and Japan"をテーマに、近年の世界および日本の地震災害と建物被害、日本の住宅、ビルの地震対策ついて講義を行いました。続いて、BRIの小豆畑達哉構造研究グループ長が、"Seismic Disasters under Urbanization and Seismic Building Codes"をテーマに、地震が建物に及ぼす影響と、建物の耐震設計について発表しました。また、HBRIのMd. Shafiul Islam主任研究員が、バングラデシュにおける耐震診断について説明しました。
本講座のモデレーターは、Md. Shafiul Islam氏が務め、HBRIの研究者を中心に約20名が参加しました。
参加者からは、日本のブロック塀の安全点検や、バングラデシュにおける耐震調査の課題などの質問が寄せられました。