政策研究大学院大学は11月30日、スウェーデンの欧州日本研究所（EIJS）との共催で、外務省受託事業の一環としてオンライン講座を実施しました。本講座には、スウェーデンを含む北欧の専門家など約20名が参加しました。

本学の大野泉教授が、"Japanese Development Cooperation in a Changing World" をテーマに、複合危機に直面し激動の世界環境のもとでの日本の開発協力政策の動向、人間の安全保障の重要性などについて講義を行いました。続いて、スウェーデン国際開発協力庁（Sida）のLisa Román氏が、"Swedish Development Cooperation. Historic context and current trends" をテーマに、スウェーデンの開発協力政策の変遷および最近の動向について発表しました。本講座のモデレーターは、欧州日本研究所のMarie S?derberg前所長が務めました。

ディスカッションセッションでは、ロシアによるウクライナ侵攻が開発協力政策に与える影響や日本のアフリカ支援、開発協力における日欧の協力などについて、活発な議論が行われました。