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2020.05.12 お知らせ
必博娱乐特別教授がアメリカ経済学会外国人名誉会員に選出されました
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2020年4月28日、世界の経済学界で最も重要な学術組織の1つであるアメリカ経済学会は、本学の必博娱乐特別教授を、外国人名誉会員に選出したことを発表しました。世界でもごく限られた経済学者のみに与えられるこの栄誉を手にした日本人は、小宮隆太郎氏(1988年)、根岸隆氏(1989年)に続く3人目となります。今回、フランスのトマ?ピケティなど世界的に有名な経済学者3名とともに、アメリカ経済学会外国人名誉会員に選出されました。
(アメリカ経済学会ホームページでの発表:
https://www.aeaweb.org/about-aea/honors-awards/foreign-honorary-members)
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林特別教授の専門はマクロ経済学?応用計量経済学。
消費?貯蓄及び投資関数に関する理論的?実証的分析、欧米で標準的となった計量経済学の教科書執筆、日本の失われた十年や戦前の相対的停滞の原因究明、などの業績があります。投資関数の研究では、設備投資の構造が株価と投資の関係性から推定できることを示しました。また、家計貯蓄については、ライフサイクル仮説?恒常所得仮説?王朝モデル等を実証的に分析し、各仮説における財政政策の有効性の検証も行い、失われた十年は生産性の成長率停滞に、戦前の停滞は農村人口の過剰によるとしています。
これまでにも、2001年に日本学士院賞及び恩賜賞を受賞するなど、国内外で評価されてきましたが、今回のアメリカ経済学会外国人名誉会員への選出により、さらにその研究成果が高く評価されていることが明らかになりました。
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林特別教授は、東京大学大学院経済学研究科理論経済学?経済史学専門課程在籍後、ハーバード大学大学院経済学研究科にて博士号を取得しました。その後、東京大学教授、一橋大学教授等を経て、2015年より本学に在籍しています。
(林特別教授略歴:/list/jp/facultyinfo/hayashi_fumio/)
(林特別教授ホームページ:https://sites.google.com/site/fumiohayashi/home/fumiohayashiJP)