ニュースとお知らせ
2016.05.31 お知らせ
福島県いわき市の東日本大震災復興プロジェクト―まちづくりプログラムの学生が携わった街の復興計画についての発表
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5月31日(火)のBrown Bag Lunch Sessionでは、まちづくりプログラム在籍の森浩光さんが携わった、福島県いわき市の東日本大震災復興プロジェクトに関する発表が行われた。森さんは東日本大震災発生の約2年後、2013年4月にいわき市に移り、3年間にわたりこの復興プロジェクトに従事してきた。
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森さんはこのプロジェクトの経験を元に、どのようなフェーズを経て復興プロジェクト(土地区画整理事業)が進捗してきたか、福島第一原子力発電所の事故による地区内の空間線量の状況、いわき市の被災特性(他の被災地との違い)などについて説明した。
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プロジェクト(工事)は2017年3月に完了予定であり、福島県や宮城県、岩手県の各被災地域では、復興は現在進行形であることにも言及し、その一例として被災建物等の震災遺構としての保存の是非について紹介。森さんが携わった薄磯地区にある豊間中学校の校舎は、地元の意向等を勘案したうえで解体された。
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「復興とは今自分にできることを続けていくこと。」森さんは、小説家?童門冬二氏の言葉を引用し、現地に直接的な支援をすることだけが復興への貢献方法ではないと、自身の考えを述べた。
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今年、学生たちの多くがフィールドトリップで福島県を訪れる予定で、プレゼンテーションでは福島県出身の吉田誠さん(防災?危機管理コース)による県紹介も行われた。
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(取材?文責:企画室広報担当)
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