イベント案内
2015.11.02(月) 開催
第116回 GRIPSフォーラム 『混迷期における進歩』
2015年11月2日(月)第116回GRIPSフォーラムを開催しました。今回のGRIPSフォーラムでは、ヤン?スタマン氏に「混迷期における進歩」についてお話頂きました。
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- 概要:
多くの親たちは、かつて自分たちが享受したような進歩の時代の中では、自分の子どもを育てられないのではないかと危惧している。西欧社会では、破壊的な変化や、数々の事件、増大する複雑さや、厄介な問題によって、「時代精神」が根本から覆されてしまった。そして、国や政府に対する信頼は薄れているものの、科学に対してはそうではない。今回の講演では、希望の源について追求し、とりわけ、このような背景の下で、科学とテクノロジーとが直面する可能性がある難題とは何か、そして、どのようにして大学が進歩の担い手となっていけるかについて語った。また、オランダのラテナウ研究所から提唱された、テクノロジーアセスメントや科学政策研究に関するさまざまなテーマについて検討した。
講演者: ヤン?スタマン氏
1975年に獣医学部と法学部を卒業後、ユトレヒト大学獣医学部の小動物担当医になり、1982年から2002年まで、オランダ農業?自然?食品安全省で数々の部署を歴任。2002年2月には、ラテナウ研究所(www.rathenau.nl)のテクノロジーアセスメント?科学システムアセスメント部長に任命される。主に、政策に基づく事例に関する問題に取り組み、その結果として、日本、ドイツ、欧州委員会のトップレベルの研究所間で緊密な協力関係が築かれることになった。ラテナウ研究所は、オランダ議会と政府のコンサルティング組織。2015年1月の退任後、破壊的なテクノロジーや、科学、社会、政府の間における衝突に重点を置く、民間コンサルティング会社を設立。現在は、欧州委員会の専門家グループである「ホライズン 2020 研究開発政策への戦略的展望」の議長も務めている。
開催日時 | 2015.11.2 16:40~18:10 |
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講演者 | ヤン?スタマン氏(オランダラテナウ研究所前所長、SciREX Centerスペシャルアドバイザー) |
演 題 | 混迷期における進歩 |
会 場 | 政策研究大学院大学 1階 想海樓ホール |
参加費 | 無料(事前申込必要) |
言 語 | 英語(日本語同時通訳付き) |