イベント案内
2023.03.10(金) 開催
Special GRIPSフォーラム ―広島サミットに向け、日米豪の識者が論じる― 「激変する世界情勢とFOIP(自由で開かれたインド太平洋)実現への課題」
*ご参加いただける場合は、3月7日 (火)17:00までに登録フォームよりお申込みをお願い致します。登録いただいた方(対面、オンライン)には3月8日 (水)に参加方法をメールでお知らせ致します。
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概要:
今、世界の安全保障情勢はその危険度を増している。ロシアのウクライナ侵攻に見られるように、法の支配に基づく国際秩序も危機に瀕している。
こうしたなか、日本で生まれた「FOIP(自由で開かれたインド太平洋)」は世界共通の政策目標となり、各国がその実現のために取り組みつつある。岸田首相は、昨年6月のシャングリラ?ダイアローグで「ルールに基づく国際秩序の維持?強化に向け、自由で開かれたインド太平洋の新たな展開を進める」と語った。FOIPも新たな展開を迎えようとしているが、FOIP実現のためには何が必要なのか。G7広島サミットを控え、日米豪の専門家が議論する。
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講演者:
基調講演
ローリー?メドカーフ氏(オーストラリア国立大学 教授)
クリストファー?ジョンストン氏(戦略国際問題研究センター 日本部長)
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パネルディスカッション
司会:道下徳成(政策研究大学院大学 理事?副学長)
パネリスト: クリストファー?ジョンストン氏(戦略国際問題研究センター 日本部長)
簑原俊洋氏(インド太平洋問題研究所(RIIPA) 理事長 <神戸大学 教授>)
ローリー?メドカーフ氏(オーストラリア国立大学 教授)
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講演者略歴
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ローリー?メドカーフ氏(オーストラリア国立大学 教授)
オーストラリア国立大学教授でナショナル?セキュリティ?カレッジの代表を務める。外交、情報分析、シンクタンク、学者、ジャーナリストなどのキャリアを持つ。シドニーの名門ローウィ国際政策研究所では、安全保障プログラムの創設ディレクターを務めた。オーストラリア政府では、上級情報アナリストや外交官として、インド、日本、パプアニューギニアに赴任。1999年には日本の外務省に出向し、「核不拡散?核軍縮に関する東京フォーラム」への専門的な支援を行った。また「クアッド」と呼ばれる安全保障パートナーシップを早くから提唱し、現在では、日本を含む多くのインド太平洋諸国との非公式な「トラック2」外交において主導的な役割を果たしている。また、2016年に発表されたオーストラリアの防衛白書のアドバイザーを務めた。インド太平洋戦略コンセプトのオピニオンリーダーとして、国際的なメディアで頻繁に意見を発表している。また、ASEAN地域フォーラムの専門家/著名人(EEP: Experts/Eminent Persons)会合(トラック1.5協議)のメンバーでもある。2022年には、高等教育および国際関係への貢献が認められ、オーストラリア勲章のメンバーに任命された。また同年、日本とオーストラリアとの相互理解の促進への貢献が認められ、日本の外務大臣表彰を受ける。
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クリストファー?ジョンストン氏(戦略国際問題研究センター 日本部長)
戦略国際問題研究所(CSIS)の上級顧問兼日本部長。CSIS以前は、25年間政府機関でさまざまな上級職を務め、米国の対日?インド太平洋政策に重点を置いてきた。アメリカ合衆国国家安全保障会議では、バイデン大統領下で東アジア担当部長、オバマ大統領下で日本?オセアニア担当部長を2度務めた(2014~2016年)。アメリカ合衆国国防長官府では、南?東南アジア(2017~2021年)および東アジア(2016~2017年)を担当するオフィスを率いた。2010~2014年には北東アジア担当ディレクターを務め、日米同盟の戦略策定を主に担当した。中央情報局(CIA)の情報将校としてキャリアをスタートさせ、北東アジアの国家安全保障問題に取り組み、海外現地駐在も経験した。プリンストン大学公共?国際問題研究科で公共問題学修修士号、スワースモア大学で学士号を取得した。流暢な日本語を話す。
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簑原俊洋氏(インド太平洋問題研究所(RIIPA)理事長 <神戸大学 教授>)
1971年生まれ。専門は、日米関係?国際政治?安全保障。カリフォルニア大学デイヴィス校を卒業後、1998年に神戸大学大学院法学研究科より博士号(政治学)?日本学術振興会特別研究員(PD)、神戸大学法学部助教授を経て、2007年より現職。ハーバード大学、カリフォルニア大学アーバイン校、ストックホルム大学、アイオワ大学(ノグチ卓越フェロー)、オックスフォード大学、ライデン大学、ソウル大学、仁荷大学、国立台北大学、中央研究院(台湾)、メキシコ自治工科大学(吉田茂チェア)、ヤギェヴォ大学(ポーランド)などで客員教授を務める。2019年4月より認定?特定非営利活動法人インド太平洋問題研究所(RIIPA)、理事長。
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司会者略歴
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道下徳成(政策研究大学院大学 理事?副学長)
政策研究大学院大学(GRIPS)理事?副学長?教授。内閣官房副長官補(安全保障?危機管理)付参事官補佐、防衛省防衛研究所主任研究官、国家安全保障局顧問、米国ウィルソンセンターグローバルフェローなどを歴任。ジョンズ?ホプキンス大学(SAIS)博士(国際関係論)。専門は日本の安全保障?外交政策、朝鮮半島の安全保障。著書?論文に "The US Maritime Strategy in the Pacific during the Cold War," in Sebastian Bruns and Sarandis Papadopoulos, eds., Conceptualizing Maritime and Naval Strategy: Festschrift for Captain Peter M. Swartz, United States Navy, Retired (Baden-Baden: Nomos, 2020)、Lessons of the Cold War in the Pacific: U.S. Maritime Strategy, Crisis Prevention, and Japan's Role (Woodrow Wilson Center, 2016)、『北朝鮮 瀬戸際外交の歴史、1966~2012年』ミネルヴァ書房、2013年などがある。
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開催日時 | 2023.3.10 15:00~17:00(日本時間) |
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講演者 | ローリー?メドカーフ氏(オーストラリア国立大学 教授) クリストファー?ジョンストン氏(戦略国際問題研究センター 日本部長) 簑原俊洋氏(インド太平洋問題研究所(RIIPA)理事長 <神戸大学 教授>) |
演 題 | ―広島サミットに向け、日米豪の識者が論じる― 「激変する世界情勢とFOIP(自由で開かれたインド太平洋)実現への課題」 |
会 場 | 政策研究大学院大学1階 想海樓ホール/zoomウェビナー |
参加費 | 無料(事前申込必要) |
言 語 | 英語 |
動 画 | https://youtu.be/JA9GJCGfz-I?si=Q4E6R194o0KyR8ka |