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第3回 GRIPS SDGsアワード受賞者の発表
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GRIPSはSDGs達成への貢献を重要事項と位置付けています。その一環として、現代の環境?社会?経済的な課題の解決に向けて世界中で革新的な努力を続けるGRIPS修了生を表彰し、その取り組みをさらに加速させるため、2019年にGRIPS SDGsアワードを創設しました。
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アジア、アフリカ、ヨーロッパ、中南米と多様な国々の修了生による応募の中から審査の結果、第3回GRIPS SDGsアワード受賞者は、モハマド?ファイズ?サイード氏に決定しました。おめでとうございます!同氏はインド出身。2015年に修士課程Disaster Management Policy Programを修了しています。
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モハマド?ファイズ?サイード氏には2022年6月20日のオンラインGRIPSフォーラムで、今回受賞した取組についての講演を行っていただく予定です。
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受賞者のプロフィール
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モハマド?ファイズ?サイード氏は、機械工学学士を取得後、インドエンジニアリングサービス(IES)の試験で13位の成績を獲得。その後、2007年にインド政府の上級技術機関である中央水委員会に所属。水部門に強い関心を持ち、インドの河川および洪水管理におけるさまざまな要職を歴任しました。2015年にGRIPSでDisaster Managementの修士号を取得し、同時に最優秀研究者賞を受賞。現在、インド北東部の監督技師として水部門の開発において中心的な役割を果たしており、主にメガラヤ州、マニプール州、ミゾラム州、トリプラ州、アッサム州でのさまざまな灌漑事業の調査、研究、監視および査定に携わっています。
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受賞プロジェクト(3-Day Advisory Flood Forecast System)における役割
サイード氏は、インドの3-Day Advisory Flood Forecast Systemという洪水観測システムの開発と運用の主要メンバーの1人でした。プロジェクトの次官として、長官の指導下で重要な役割を果たし、主に水文モデルの開発、世界的な降雨量データの水文モデルへの自動統合、システム全体の自動化に貢献しました。また、システムの結果を伝播するためのGISポータルの開発にも関わりました。
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サイード氏は、ICHARM(水災害?リスクマネジメント国際センター)での研修と、GRIPSの修士課程Disaster Management Policy Programでの研究(2014~15年)から、専門分野における多大な恩恵を受けたと言います。ICHARMでの研修では、洪水や、洪水リスクと脆弱性に関する視野を広げられただけでなく、今回の受賞プロジェクトの開発作業において非常に有益となるスキルとツールを習得することができたと語っています。
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