イベント案内
2018.04.16(月) 開催
第150回 GRIPSフォーラム『プロティアン?パワー―世界政治における不確実と不測の探求』
*ご参加いただける場合は、お手数ですが4月13日(金)17:00までに登録フォームよりお申込みをお願い致します。
*フォームが開けない場合はお手数ですが、gripsforum@grips.ac.jp宛に①お名前②ご所属?お役職③ご連絡先をお知らせください。題名は変えずにそのままご返信くださいますようお願い申し上げます。
*当日お車ご利用の場合は、事前に車種?お車の色?ナンバーをお知らせください。
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概要:
予想外の変化によって繰り返し驚かされているにもかかわらず、国際関係論の主流は、計算可能なリスクが世界を統治していると想定している。Katzenstein氏とSeybert氏は、計算可能なリスクを統制しようとするアクターに注目する既存の権力の定義を超えて、不確実性の中でアクターが発揮する敏捷性(アジリティ)に焦点を当てた「プロティアン?パワー(変幻自在の力)」という概念を提唱する。本研究は、12の事例研究を通じて、統制力と変幻自在の力が織りなすダイナミクスを分析している。事例研究は、相対的な平時と危機の双方を含み、地方から世界まで多様な場所で活動するさまざまな国家主体や非国家主体間の関係性を考察している。分析モデルにプロティアン?パワー(変幻自在の力)を組み込むことを通して、世界政治における予見できない変化の説明という国際関係論のための新しいアプローチを提示する。(ケンブリッジ大学出版会HP https://www.cambridge.org/core/books/protean-power/1C9724047F106C213E5A37D805285204#fndtn-informationより)
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講演者: Peter J. Katzenstein氏(コーネル大学Walter S. Carpenter, Jr.国際学教授)
Katzenstein氏は国際関係と比較政治学が交差する分野での研究および教育を行っており、研究では政治経済学、世界政治における安全保障と文化の問題に取り組んでいる。 最近の著書には、Lucia Seybert氏との共編である『Protean Power: Exploring the Uncertain and Unexpected in World Politics』(Cambridge University Press, 2018)、『Anglo-America and Its Discontents: Civilizational Identities beyond West and East』(Routledge, 2012)、『Sinicization and the Rise of China: Civilizational Processes beyond East and West』(Routledge, 2012)などがある。2008年~2009年にはアメリカ政治学会会長を務めた。また、1987年にアメリカ芸術科学アカデミー会員、2009年にアメリカ哲学協会会員、2015年にイギリス学士院会員にそれぞれ選任された。
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<GRIPSフォーラムとは>
政策研究大学院大学(GRIPS)は1997年の設立以来、政策研究に特化した唯一の大学院大学として様々な政策課題についての教育?研究を進めております。本フォーラムでは、GRIPSが持つ政策研究に関する広範なネットワークを活用し、各界のリーダー(政府関係者、行政官、産業界、研究者など)や本学関係者から、各種政策課題に関する貴重なお話を伺います。フォーラムは日英の同時通訳にて行い、学内外から広く聴講者を募集します。
開催日時 | 2018.4.16 16:40~18:10 |
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講演者 | Peter J. Katzenstein氏(コーネル大学Walter S. Carpenter, Jr.国際学教授) |
演 題 | プロティアン?パワー―世界政治における不確実と不測の探求 |
会 場 | 政策研究大学院大学 1階 想海樓ホール |
参加費 | 無料(事前申込必要) |
言 語 | 英語 (日本語同時通訳付き) |