2021年7月12日(月)にGRIPSフォーラムを開催致しました。今回のGRIPSフォーラムでは、國中均氏（国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 理事／宇宙科学研究所長）をお招きし、「宇宙航空研究開発機構／宇宙科学研究所の深宇宙探査計画」という演題でご講演いただきました。

概要：

宇宙航空研究開発機構／宇宙科学研究所は、探査機を各惑星に配置して多くのデータを収集し、太陽系４６億年の歴史と生命の起源に迫る「深宇宙探査船団」の構築を目指している。「あかつき」は金星を周回中であり、欧州宇宙機関（ESA）と共同開発した「BepiColombo」と「みお」は水星に向かって巡航中である。「はやぶさ２」は小惑星りゅうぐうを探査して、２０２０年末にサンプルを地球に持ち帰った。将来計画として、月着陸「SLIM」、小惑星探査「DESTINY+」、火星フォボス衛星からのサンプル回収「MMX」、木星圏観測「JUICE」、土星圏探査「Dragonfly」の開発を進めている。

講演者：國中 均 氏（国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 理事／宇宙科学研究所長）

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講演者略歴

１９８３年３月　京都大学工学部航空工学科卒業
１９８８年３月　東京大学大学院工学系研究科博士課程修了
同年４月　文部省宇宙科学研究所助手
２００４年８月　東京大学大学院工学系研究科学際工学教授 併任
２００５年４月　宇宙科学研究所教授
２０１２年９月　はやぶさ２プロジェクトマネージャ
２０１５年４月　宇宙探査イノベーションハブ、ハブ長
２０１７年４月　宇宙科学研究所副所長 兼務
２０１８年４月　宇宙航空研究開発機構理事、宇宙科学研究所長

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